恋におちて
何年か前に京都出身の女性に
案内された事があります。
当時仕事で長期滞在していた
中部の地方都市から名古屋に
向かい、午後三時には南座の
あたりにいました。
時間が早かったので、山車を
遠目に見ながら祭りに集う人ら
でごった返す錦市場を冷やかしたり。
橋からそう離れていない店の床で
ビールを飲んだりしながら。
暑くて仕方がなかったので
部屋ですき焼きを食べました。
京都では肉と言えば牛と言う事を
しきりに強調しつつすき焼きを
よそってくれたりしてくれましたね。
家庭を持った経験のない身の上だから
こういうのは弱いですね。
肝心の宵山は、人が多過ぎて
遠くから眺めていました。
その夜も何もなく滞在地に
戻って、散歩をして床に就きました。
デ・ニーロとメリル・ストリープの
映画があって。
何もなかった。何もなく終わった。
そのほうが悪い。罪が重い。
と言うシーンが有ります。
若い時分に映画に教わったなぁと。
だからなに？と言う問いに
答えられるほどの事は今以て
ないのですが。
この映画の頃は、
の映画を欠かさず見に行ってましたね。
京都に悪い思い出は無いのです。
でも、脚が向かない場所になってるかな。
そのままでそっと置いておく。
