ヤキモチ ヤキモキ

「ねえねえ」

(ねえねえ ってなにか沖縄の『おねえちゃん』みたいな感じね)

 

「違 い ま す よ。  呼んでいるんです。お声がけです。」

(なーに?)

 

「仕事のことなんだけど」

(はい)

 

「仕事が終わった後は、人の評価をあまり気にしないようにしているって?そう聞きました」

(そおぉ?。だって人がそれを見てどのように感じるかなんて自由でしょ?わたしが、これはこのような意図があった、とか言ってしまったら自由な考えや感じ方を阻害してしまうもの。)

 

「批判やなんかは?」

(批判も色々でしょ?的外れなものも多いし。でも具体的な指摘が有って、つぎにつながるような建設的なことだったら批判も受け入れるわ。)

 

「強いんだね」

(強くないよ。仕事している最中だって、いろいろ言われるんだから。大根だのへちまだのきゅうりとか。でもね、自分が考えて最良だって仕方をしているつもり。自信を持って。だから自分がやっていること、自分に自信が持てなくなったらわたし、そんな時が来たら仕事やめるかも。いまは平気。燃えてんだから~~)

 

「君の仕事好き。いいと思う。自分で選べないことたくさんあると思うけど。終わってみると君にしかできない仕事のように感じてしまう。それってすごいよね」

(ありがとう)

 

「えらい素直だね?」

(謙虚でシャイな英国紳士みたいってよく言われるんです)

 

「え?お か し い。 自分で言うかな」笑 笑

(笑わないで。無理して言ってるんだから)笑 笑

 

「オレも無理して人が近づけない雰囲気出すのやめようかな。通勤電車みたいに密着がどうしようもないシチュエーションだと自分が女の子にどう思われているかよくわかる。人気あるよ」

(き み は 無駄な自慢しないでよろしい)  

 

「ごめんなさい」

(なにが?)

 

「よくわからないこと、いろいろ聞いてしまって」

(聞いてくれないと。 ずっとよくわからないでしょ?分かった時の合図 あなたの歌を聴くわ)

 

「ふーーん。よくわからないけど、まぁいいや。  ねえ 」

(なーに?)

 

「ボクの事も半径50cm以内に、ボクのことを置いてよ」

(だめ)

 

「なんでさ?」

(あれは仕事だから)笑 笑 笑

「そっか そうだよね」 笑 笑 笑