なぞらえられない手紙のようなようなもの
自分の名前と自分の口で或る出来事の全てを。
例えば肉親にも、例えば大切な親友にも、
その一片ですら話す事はなかった。
話したら、口にしてしまったらきっと。
(きっと きっと きっと 世界中でたった一人~ 夜明けのMEW)
消え入ってしまいそうだから。
そんな気がするから。
(そんな、そんな、夢を見ました~ 夢先案内人)
それでも、 なにかが起こる事を楽しみにしている。
心待ちにしている。
矛盾してるかな?
おかしいかな?
だから、たまには叫びたくもなる。
夏休みを指折待ちわびる子どもみたいに。
それは間違っていること?
悪いこと?
それまでの他の人の感覚なんて、知らない。
わたしはわたし。
(わたしはわたしよ関係ないわ~ 少女A)
他の誰かが、家族、親以上に、
お前の生き死にについて責任を持つと言うのか、
昨日生まれたばかりのような愚かな男よ。
他のものには絶対に出来ない事をしていく。
一度きりだから。
そう長くもない。
いつだって変われる。
今からだって、なんでも出来る。
ぬるま湯を、嘆き呟くものに逆らって。
オーロラより、寒空の下に生きていく人々が美しい。
熱を帯び、蒼氷を溶かす熱い胸の内を。
その息吹よ。
足元に移る濃い影よ。
それよりも、君の人生が美しい筈と言ってあげよう。
去年の今頃は、沖縄行きの旅程に胸が高鳴っていたなぁ。
一年って早いなと思う反面、長い長いと感じる事のほうが多かったな。
瞬間を自分の心の中にだけ留め置いていたから。
わたしは、一年を短いと感じた事はいままで一度も無い。
心躍らせ胸高鳴る僅かな時を一瞬と感じもし、永遠とも思える。
2月は第二生誕日。
親と天命には内緒で、そう決めたのだ。
今年は常磐のどこか。
また、お邪魔出来るかな。
優しい、って。
優しさ、って何?
どこまで行っても自分の事だけ?
ヒマラヤの氷の中に今も眠り続ける。
ジョージ・マロリーが、首を横にしてうな垂れた。
正面から刺す人に。正面から刺される人に。
1パーセントしか伝わらない。
1パーセントも、伝わっている。
白い雪は、その結晶は、 黒い塵の塊。
野暮天ばかりの世の中に。
野暮天ばかりの世を面白く。
(あの日のときめきを 今はもう 忘れたね 悲しがらないで仕方ない事さ~ 花に水やるラブソング)
仕方ない事さーーー 続きはあとのお楽しみさーーー