影なんか いらない

 きみ以外の誰かを愛したりして

また陰影が濃くなったり

男ぶりが良くなったり


 そんなもの 欲しくない

 

 きみ以外の誰かから

影なんか

作って欲しくない

 作らせない


 初めから

 この人かも知れない と

 そう感じた きみがいて


 そうかも知れないと

ばくも感じたから


 真っ先に 思いを伝えたいと思った

 伝えられない限り

 ぼくの最後はないな と

 思った

 早々に死ねないと思った


 影なんかいらない


 きみ以外の太陽から

作られる影なんかいらない


 きみが言葉にしたことは

ぜんぶぼくへのプレゼントだと

そう 思うようにしたよ


 会いたいな

 

会っているとき


 涙をこらえるのが大変だから

 怒ったり、知らないふりしてごまかしてしまう


 あやまらないよ


 おたがいさまだから


 ひとりの人間として

対等だと思っているから

ふたりとも たいがい

あたまおかしいんだから


 最初から そうだから


 世の中の基準なんか

関係ないから



 関係ないけど

 ぼく関西の会社に10年いたから

そっちの言葉うまいんだよ

 教えてあげられたら楽しいけど

 ちゃんとした方言指導の先生

いるんだろうしなーって


 きみの今日の姿を見るまで

のんきにそんなことを考えてたよ


 最近

 ようやく夢に出てくるようになったよ


 幸せなんだけど へんてこな夢


 よくおぼえてたら こんど書きます


 瞳に きみしか 映らない  んだよ!